普段私たちが使用している機器の内部に、熱交換器が搭載されていることがあります。エアコンや自動車、給湯器などがその例であり、温度の高い部位から熱が低い場所へと、物が高いところから落ちるように熱エネルギーが推移する現象を応用しています。機器と同様に熱交換器も寿命があります。交換効率を上げるために内部の配管をできるだけ細くて長くしていますので、内部を流れる液体に含まれる不純物や汚れがスケールとなって管の内壁に付着と蓄積をしてしまいます。

ちょうど人体の血管に溜まったコレステロールのような現象であるため、スムースな流れを阻害し他の部位に影響を与えてしまうのです。熱交換器の場合は、液中に溶け込んでいるマグネシウムやシリカやカルシウムなどのミネラル成分が析出した結果、管内部にスケールとして固着する現象が起こります。流れが悪くなると、充分な熱交換がなされませんので機器の効率の低下を起こし、思うような動作をしてくれません。その分だけ余計に機器を運転しようとするため、余計な電力やガスを消費する結果となり、通常よりも支出が増えることになるのです。

電力やガスの利用量の上昇は、二酸化炭素の排出量の増加にもつながるため、決して良いこととは言えません。工場などに設置された機器であれば熱交換器のみを一時的に取り外して、内部に溜まったスケールを除去することが可能です。洗浄液による洗い出しが、その有効的な対応方法です。家庭にある機器の場合は簡単には取り外しはできませんので、機器の効きが悪い場合や極端に電気代などが上がってしまった場合は、メーカーに点検を依頼するとよいでしょう。

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