2022/12/24
サ高住やサ付き住宅と呼ばれる施設は、いずれもサービス付き高齢者向け住宅を略したものです。バリアフリーが完備されているため、シニアの専門住宅ともいえるでしょう。これから迎える人生100年時代においては、ますます必要になるサービスかもしれません。サ高住には大きく分けて一般型と介護型がありますが、介護型は数自体が少ないため、入居が難しいというデメリットもあります。
また、介護サービスの受け方も、一般型と介護型では違い、施設内の常駐スタッフから受けるのが介護型です。それに対して一般型では、介護サービスが必要になった入居者は、外部のサービスを利用することになっています。サ高住の入居対象者は、年齢が60歳以上であるか、60歳未満で要介護認定を受けている人になっています。ただし、実際には施設ごとに入居条件は異なり、自立した生活を送れることや、感染症にかかっていないことなどが規定されている場合もあるので注意が必要です。
高齢者の専門住宅ですが、あくまで賃貸物件なので、契約形態は賃貸借契約を結ぶことになります。敷金が必要なことも、視野に入れておかなければいけません。老人ホームと同等のサービスを受けられる介護型はもちろんですが、一般型でも安否確認や見守りは徹底しています。一般的な賃貸物件に一人で生活するより、安全度は格段に上がるでしょう。
要介護度が高すぎると入居できないことがあるサ高住ですが、自由度が高くてイベントが多いというメリットもあります。比較的元気な高齢者に向いている専門住宅だといえるかもしれません。