2022/12/24
少子高齢化が進んでいるのと同時に核家族化も進み高齢者のみの世帯が増えていますが、ここに来て賃貸住宅に入居しようと思っても断られてしまうケースが増えています。この背景には物件のオーナーがそれらの世帯で孤独死などが発生するリスクを回避するために、入居を拒否してしまうという事例です。しかし、多くの高齢者はまだまだ元気であるだけではなく一定の資産を保持している場合もあるほか、穏やかに暮らせる住まいを求めています。そんなニーズに応えるために、神奈川県の不動産事業者の中には高齢者向けの賃貸住宅を提供するサービスを開始し、好評を得ています。
これまで入居をあきらめてしまっていた方でも、一般的な若年層の世帯と同様に物件の紹介を受けられることで立地条件や予算などから自由に選ぶことが可能となりました。神奈川県の賃貸住宅の中には段差を可能な限り減らしたり、スロープや手すりを設置するなどしたバリアフリー仕様の物件も多く、暮らしやすいと評判です。見守りサービスが提供されている物件では定期的にスタッフが訪問し、もしもリアクションが無い場合にはあらかじめ登録しておいたご家族に連絡したり、場合によっては救急に通報するなどの対策を行ってもらえることから、安心して暮らすことができます。少子高齢化はこれからも継続することが見込まれており、高齢者にとっても多くの人々にとってもやさしい賃貸住宅を提供する神奈川県内での先進的な取り組みが全国からも注目されています。